第15話 僕の大好きなユウ先生と可愛いうみちゃんの事

僕が訓練センターからママンのところに来てから、毎月行っている病院があるんだ。ユウ動物クリニックで、そこでは体重を測ったり耳の中のチェックとか、爪を切ってもらったり、聴診器をお腹に当てたりいろいろ僕の体を見てもらっているんだけど、その先生が凄く優しいから大好きなんだよ。たまにチクッて針を刺されることもあるんだけどちっとも痛くないんだ。待っているところにはいろんな子たちがいるんだ。とってもちっちゃな子やワンワンうるさい子、ウーって僕に向かってくる子とかいろいろいるんだけど、大体は仲がいいんだよ。時々バックみたいなのに入ってるにゃんこも来ているんだよ。ウーちゃん達のオラシオ、モーラ、バサラたちも来ているんだって。僕は痛いところや具合の悪いところはないけど、ユウ先生の病院には元気のない子や具合の悪そうな子が沢山来ているよ。ママンが僕には毎月の検診で悪い所が無い様に見て貰っているんだけども、元気のない子たちはどっか悪いところがあるからユウ先生の所に治す貰いに来ているって教えてくれた。ララちゃんも先生に治してもらったんだって。

そういえば僕がママンのところに来た頃ララちゃんが具合が悪くなって入院したんだ。僕の事最初はララちゃんは「あの子ヤダ」ってパパに言ってたみたいんだけど、僕は毎日毎日朝と夕方にママンと一緒にお見舞いに行ったんだよ。ケージの中にララちゃんがいて、ぐったりしてたけどしばらくしたら元気になってきて、面会室で会えるようになったんだ。僕が行くとうれしそうにしてくれる様になって、僕の事好きになってくれたんだよ。

後で聞いたけどお腹を切って悪い所を取って貰ったんだって。それでララちゃんは元気になってお家に帰る事が出来たんだ。ララちゃんだけじゃなくてジーコちゃんやボーちゃんも助けて貰ったんだって。ジーコちゃんとボーちゃんは僕がママンのお家に来る前に居た先輩のワンコでジーコちゃんは僕がララちゃんから色々教えて貰った事をララちゃんに教えて、ジーコちゃんに教えたのはボーちゃんなんだって。

じゃあ「ボーちゃんに教えたのは誰かな?」何か不思議な事になってきたよ。

ボーちゃんもジーコちゃんもララちゃんもユウ先生に病気を治して貰ってたんだよね。

ユウ先生の手は温かくて、僕に話掛けてくれる声も凄く心地いいんだよ。だからいつ行っても病院にはワンコ達がいっぱいるんだね。でも中にはブルブル震える子もいて、多分怖がっているんだと思うけど、なんでだろうって考えちゃうよ。でもとにかく僕はユウ先生が大好きなんだ。病院から帰ってくるとビスケットがもらえるんだ。とてもおいしいビスケットだけど、本当はお薬なんだって。その薬は僕たちの血を吸ったりする悪い虫から病気を防いでくれるものなんだってさ。先生に見てもらう時はママンがハーネスやリードは外して、ちょっと高い台にジャンプしてって言うから台に飛び上がるんだ。するとユウ先生がいっぱい褒めてくれるんだ。なんでかな?でも褒められるのは凄く嬉しいね。

そうそう、内田のお兄ちゃんとお姉ちゃんの子供のうみちゃんが赤ん坊だった頃びびって、ララちゃんの後ろに隠れてた僕だけど、この頃は仲良しさんになっているんだ。あんなにちっちゃくて、よちよち歩きをしてたうみちゃんがビックリするぐらい大きくなって、内田のお兄ちゃんとお姉ちゃんと一緒にトコトコ歩いてるんだ。スタスタの方が合ってるのかな。だから僕も安心してうみちゃんの側に行ける様になったんだ。毎日僕の家の前を通って保育園に行ってるんだよ。パパがうみちゃんが来た時には「側に行って良いよ」って言ってくれるから、嬉しくて尻尾をブンブン振って駆けて行くんだ。僕は体が大きいから、うみちゃんにぶつからない様に気をつけてるよ。そんな時パパがうみちゃんに「他所のワンコに直ぐに側に寄ってはダメだよ」っていうけどなんでかな?

ユウ先生の所でワンワンいったりする子もいるし、怖がったり驚いたりするワンコもいるからね。僕とママンが歩いている時に僕たちに向かってくる子もいるしね。そんな時は僕は知らん顔して、ママンをワンコに近づけない様にするんだ。うみちゃんにパパが気をつけるようにいってたのは、多分そういう事かもしれないな。

写真はユウ先生

大きくなったうみちゃん