ガウディ君は九州の大分で生まれたんだよ。大きな大きなゆら母さんのお腹から、そして大きな大きな我が家の庭の楠の下で。
毎日私はゆら母さんと土手にお散歩が日課。元気な子が産まれますようにって、ただそれだけでした。よく歩いてくれました。
3月15日13頭の中の上から2番目長男誕生。
誰がどの子かわかるために体のどこかにマニキュアを塗ります。ガウディは青色を頭に塗られたね。目印です。名前の付いていないガウディは みんなから「青頭くん」と呼ばれていたよ。
60日我が家にいて兄弟たちと暮らしたよね。賑やかなんてもんじゃなかったよ。朝起きて「おはよう」と声をかけてびっくり、もう大きくなっていたんだよ。楽しい毎日、1日があっという間の日々でした。
元気一杯で私たちをいつも笑顔にしてくれたガウディ、ありがとうね。長男だったったからなの?兄弟たちを小さいくせにみんなをいつも上手にダウンして眺めていた君。それがとても印象的でした。
その頃からもうダウンがさまになっていたよね。
ここを離れるときは随分重たくなっていて抱っこも取り落としそうだったんだよ。よくゆら母さんのおっぱいを飲む子でした。
可愛くて愛しくてたまらなくていつもぎゅっで抱きしめられてたね。ガウディは楠の木の元で産まれてきたから、きっと神様からの贈り物かなと。
ガウディを空港まで見送りした時、パパとママは涙が止まらなかった。飛行機が見えなくなるまで見ていました。帰りの車の中、二人でずっと泣いていました。本当につらかった別れは来ることはわかっていたけれど。どんなパピーさんなんだろうか、心配とヤキモチで心の中はいっぱいでした。どうかどうか幸せでありますようにと願うだけのパパとママでした。
「60日我が家にいてたくさんの愛をありがとう」とお別れしました。
ガウディ.ブラック. 23時25分生まれる
430g庭のクスノキの下で出産
利根和子 愛おしいガウディ